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11月21日『Double Vocal JAZZ Night』@アルテコーダ

11月21日は、大阪へ。

『アルテコーダ』さんで先輩ボーカルITTYさんと

『Double Vocal JAZZ Night』でした。

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ITTYさんとは、”ラテンビッグバンドのボーカルさん”と

”東大阪のJAZZフェスの雑用係”として初めてお会いして。


それ以後も、お互いがお世話になっているミュージシャンの皆さまが近いかも?と、SNSの投稿で良い日にはいいね!したり、緩やかに繋がっていました。


今年の初めにセッションでお会いして以降、ベースの田代さんよりいつも大変勉強になる集まりに呼んでいただいて。また初めてのお店で、今度はボーカルDUOで歌う機会を頂きました。


ピアノの月館さんとドラムの池田さんは初顔合わせ。ITTYさんともJAZZ LIVEとなると初めて。どんなイベントにしよう、どんな風になるかな?と準備を進めました。


ライヴの当日には時間が会ったので、お昼間のセッションからお邪魔していました。名物ママがおられるとのことで楽しみで。あとはお店に慣れておこう…なんて思ったのです。ほんま、ステキなママとお猫さまの人形?置物がいっぱい。


本当は本番までにセッションやLIVEに行けたら良かったのに、風邪気味やったり家族の用事で叶わなかったからせめて当日に賑やかしに行こうと計画。夜ライヴある人が遊びに行くってあんまりないだろうにw実行いたしました。


お昼間のゆるふわで和気あいあいとしたセッションから雰囲気がピリッと変わって、夜の部はタイトな響きでカッコイイな。インストナンバーを聴いていて、夜はこれからねとワクワク。同じお店でも時間帯によって雰囲気が変わるなぁ。


月館さんのテンポ感が好きで。私よりお姉さんなので落ち着いていて、若さゆえ?に本番になるとピンピンの早巻きでいっちゃうやつになっちゃった!なんてことはリハのときから1度もありませんでした。彼女独特の、経験に裏打ちされた落ち着きがある。


こちらがテンポ出ししなくても私が頭で思い描いている理想の早さで弾き始めてくれていることすらあって。ボーカルバージョンの楽曲が持つ心地よいスイング感の感覚がもしかしたらタカギと似ているのかもしれない。驚きました。


タカギのほうが年下ですが、ROCKやなんやを演奏しているのではないし、速弾きでやろうとしたり技巧に凝ったりする若さを通り越して大人の醸し出す音色。バラードでは特に、ゆーったり構えてスイングさせてくれました。


池田さんは予定にないところで4バースをご一緒しましたが、とても楽しそうに叩いておられて。演奏中にたまに見せる笑顔がステキで。しっかりお話しする時間がないまま本番を迎えましたがナイスなドラミングでした。

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田代さんも、笑顔が印象的。この前ご一緒したときよりお顔周りがスッキリしていたかも。言葉数は少ないですが、だからこそ何を言われるかな?と少しドキドキ。MCで喋っていてマイクを回そうとすると「早くやろ」とシャイなんです。


田代さんの奏でるベースの1音1音の響きや余韻が心地よく、誘われたならタカギ主催の行事や家族関係の用事、深刻な体調不良でもない限り答えは『イエス』なのですが、


今までにも音楽の世界をよく知っている誰かが、その方を通して世界を見せてくれるような、勉強させてくれり集まりにお声掛け頂いたりすることが少しずつあってここまでやってこれましたが、お世話になり具合が全然違っているのです。


どちらかというと逆のパターンなら有るほうかもしれません。私の知っている世界を一緒に見てほしい、出来る限りのことをして支えるからと段取りして、必要な方をどこからかお連れしたり、そんな大層なことではなく、


全然知らないお店やイベントのステージに引っ張り回してしまう…そんなイメージですが。「またお願いします」と言われると、わぁ次の準備もやっていこう…何しておこう…と現実味があってピリッと引き締まります。でも珍しく、「楽しかったです」と感想を伝えました。


アルテコーダさんにはコロナ禍に、実はセッションでお伺いしたことがあります。


当時はまだ独身で、山田さんとキタの楽器屋さんでドラムや周辺機器などを探しに行って、ええ感じの洋食レストランでお食事した後、

「ちょっと、気になるセッションがある」というから行きましょっか、と寄り道。


あのときは透明板でステージが仕切られ、盛り上がってきたら換気のため窓を全開に。そんな中でも沢山の演者さん、お客さんですごいことでした。


歌の人は7人以上いたし、ステージ慣れしている方が多くて。ラッキーなことに十八番を披露し合うようなLIVEクオリティーな状況だったので、私は見学しながら勉強させてもらいました。


主人やホストさんのドラムを動画で撮って、美味しいお酒を飲んで熱気のある夜でした。梅田から関目高殿へ向かうときと、帰りに電車の乗り換えが多かったなぁと思ったので、遊びに行くにはちょっと遠いかも?とあれ以来3年以上経ち、、、


そして今年はなんと、歌いに行くという(^-^;しかも最寄駅からだと意外と近いことが判明。


3年前に1番痛快だったなぁと尊敬のまなざして観させてもらったボーカルさんが、21日にはお客様として来られてビックリ。月日が経つと、思ってもみない日を迎えることにあるんだなぁ。


今回のITTYさんとのデュオは、なにかしらのご縁が働いたからか?コミュニケーション多めで、先輩から教えてもらうことも多かったです。やはり経験の積み重ねが違うから、2人で歌う曲についてもいろんな案が出てきて参考になりました。

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とてもみずみずしく、女性らしい作品を丁寧に歌われるので、タカギの方は少しヒネったような、拗らせたようなナンバーをあえて選んでみました。私の方が年下ですが、失恋や喪失、そこからの…かすかに射し込む希望の光…みたいな流れで秋の終わりを表現。


ボーカルのお客様が沢山来られていたのと、タカギの知り合いからはお馴染みのドラマーさんが2人観に来てくれて。第2ステージ開始はシットインタイムに。初めてお会いする皆さまの歌声に、楽しんで良い雰囲気に浸っていました。


ITTYさんと2人で歌った3曲は事前に打ち合わせをして決めたんですが、DUOでやりやすい曲やITTYさんがハーモニーを把握しているナンバーを選びました。タカギの好きなのにしていいですよ!と言ってくれたのですがあえて。


というのが3曲ともよく知っているはずがライブで歌うのが初めてのナンバーだったからです。自分では本番の選曲に入らないけれど大好きな曲。やはり、これですよねって名曲ばかり。なぜ選曲に入らないかというと他の方も良く歌っておられたり、


「もっとひねったほうが良い?」などと素直に考えないところがあるからだろうと思います。ITTYさんは素直で穏やかな響きの声を持っているので、お話をしていてもそのまま、素直で穏やかな方で。


タカギよりステージでの経験が多く、JAZZ LIVEでDUOになったときのノウハウなど引き出しが豊富で。次から次に出てくるアイデアに「ハイ!ついていきます!」という感じでした。季節の風邪でダウンしていたときも、知ってか知らずか、


パート分けの歌詞を画像で送ってくださったり。当日の流れを紙に書いてまとめてくださったり準備を着々とこなしていて、さすがだなぁと勉強になり、何気ない雑談の中でも経験からくる励ましの言葉が優しかったです。


私は逆に機器に強いところがあるので、そういうところで問題を解決したり、LIVE当日をITTYさんのお人柄を踏まえて良いものにしたくて。いろんなことをインタビューさせてもらいました。


集まりによっては気が強いようにバシバシやるシーンがあるけれど、本来は和を保つというか平和主義なので。お話をするたびに私とITTYさんは遠くないなぁと親近感があり、なんでもスムーズに運んで気を揉むようなことがなかったです。月館さんも、皆さまも。


私が『まあるい世界』を目指してボチボチ段取りしていても、その”まあるい”ところめがけてあえて傷つけにこられたり、隙あらば丸さごと引ったくられたり。予期せぬことが起こる世界に住んでいるけれど、ITTYさんも皆さまも温かさを保ったまま、最後まで”まあるく”。

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アルテコーダのママやスタッフの方もステキな心遣いで、お昼のセッションの段階からご一緒した皆さまとゆったりとした音の時間を楽しみましたが、他のお店との違いは猫のぬいぐるみ?置物の多さ。至るところに猫、猫、猫ちゃん。


本番ではこのタイミングで!というところで集合写真を撮って頂いたり、歌っている時もお客様が他のお店よりパパラッチのように撮り始めるから、どこを見ておくのがベストなんだろ。私を見るのが初めての方が多かったからだろうなぁと理解。


お越しの皆さまも一緒になって楽しんで自分自身を表現してみせてくださる時間があったり、メンバーそれぞれの冗談、お客様との掛け合い、ママのまなざし、そして踊る。笑いの絶えない一期一会の只中にいられたことを感謝しています。

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1人ではたどり着けない演出に心遣い。月館さん、田代さん、池田さん、そしてITTYさん。アルテコーダのママとマスター?観に来てくださったお客様。本当にありがとうございました!

 
 
 

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