あえて令和では書かない(^-^;まだ令和にピンとこない。慣れていないのです。
本当は3月末までにUPしたかったけれど、間に合わなかった。仕方なし(^-^;
人前で歌うのに、告知することがどうかと悩む、そんな年でした。
元々、縮小傾向の方向だったので、そうなるようにしました。
あちらを立てればこちらが立たず…を経て。
イベントの趣旨や意向に沿うように柔軟に対応するということを学びました。
コロナ禍はみんなの中に今までには表面に出てこなかった感情を生んでいる気がします。少し時間を置いてみても、こんな感じでした~ありがとうございました~なんてカジュアルに振り返れないものだなぁと今になっても状況は変わらない。なので特に、楽曲の思い出を通して、記録していきます。
ギガアイシテル/レキシ
音楽が鳴るあいだは、いくらでもココでお喋りして、はしゃぎ回ってくださいねと、そういう集まりでした。
これはどんなliveを観ているときにでも発動する見方なんですが、やってみる前に、それをやる意味みたいなものを考えます。あと、自分が子供の立場であったら、どんな気持ちになるかなと想像します。あるいは大人の、どの年代として聴いているかによって、選曲のバランスが変わってくる。
一度くらいはレキシの曲を演ってみたいと思い、選びました。知る人ぞ知るような存在で、まさかクレヨンしんちゃんの映画主題歌になるとは。子供ウケを狙う、しかも、2020年度の4月に解禁になった曲を演るというのも意識しました。だって、最近の曲なんですよ。ジャズや昔懐かし歌謡曲、オールディーズだと他の現場でもやってたのかな、やったやつだなって仕込み感がでる。その点、流行ったばかりの曲をやる素早さがありますって、子供たちにも夢を持ってほしかったです。なによりもまず私が観客として残念に思わないように、やるじゃんって思ってもらえるように、新しいのを選びました。
やさしさに包まれたなら/荒井由実
ピアノの茜さんに、あまり負荷をかけないようにと、昔新大宮と学園前の未就学児の集まるイベント用に演奏したものを、持ってきました。ギガアイシテルの他にも、茜さんが認識のない曲を沢山ぶっこんでしまったので、なにか一曲くらい「あ~アレね、はいはい!」となる曲を入れたかったのです。そして、ユーミンのこの曲はジブリ映画の主題歌でもあるし、魔女の宅急便を観た人も観ていない人も、いろんな世代の方がよく知っている楽しい曲、セレンディピティに関する曲…だと思いました。
私は中学1年のときでした。魔女の宅急便が流行ったのは。教室の自分の机に、授業中歌詞を書いて全然勉強に集中していなかったあの頃。ユーミンの独特な鼻にかかる歌声が好きで、自分なりにモノマネをしたり。小学6年のときにお小遣いから『リフレインが叫んでいる』の入ったアルバムのテープを買った記憶もあります。
初恋/村下孝蔵
マクドナルドなどの司会をしたり、観客として街やお店で日本の曲をカバーするのを聴くことが多かったです。これはテッパンだな~というカバーされやすい王道の曲と、素晴らしい曲なのになかなか生演奏で聴く機会がない曲の2極化があるよなって、個人的な感想を持っています。で、村下孝蔵さんのこの曲は、その時代に青春時代を送った皆さまだけではなく、私みたいに40代で、昔を懐かしむような瞬間に寄り添う力を持っていると思いました。46歳で村下さんは亡くなられたそうですが、永遠にそこで止まってしまっているんです。私の中ではめちゃめちゃ歌が上手いのに見た目は普通なところが自然で好きで、年老いない、ずっと若いままの、青春の歌となっています。
縁の糸/竹内まりや
人のご縁の不思議とか、糸に関する歌といえば高確率で中島みゆきさんのあの曲がくる中、ピアノの茜さんがRecommendしてくれた曲。茜さんは頭脳明晰、サバサバと、竹を割ったようにいろんなことを乗り越えられた方だろうなと日頃から思っているのですが、同じ糸は糸でも竹内まりや&山下達郎夫妻の方の糸も見かけサバサバと竹を割ったように理数系な糸かもしれません。ご夫妻も賢いからかな?いろいろあっても万事塞翁が馬なんだよということでしょう。
出だしのピアノが特徴的で、単純明快なノリ。タカギにとってはほぼ初めて関わる曲でしたが、なかなかシンプルに気持ちが入る曲でした。10年くらいまえのNHK朝ドラ主題歌だったらしいけど会場の皆様の反応は薄かったかもしれません。しかし茜さんがお勧めしてきた曲、大事に歌ってみました。
I Love…/Official髭男dism
やろうかどうしようか1番迷った曲です。ギターレスなのにサウンドが作れるのか…とにかく音作りのかなめとなる茜さんに譜面をお渡しし、1度弾いてもらって決めました。歌の世界作りも本当に難しくて、いや、今回の選曲どれをとってもそんなに簡単なものではなかったけれど💦音作りも難しかったと思います。でも、なかなか上手いこと盛り上がったなぁと思いました。それにはやはり、あのドラマの影響や、2020年度に流行った曲として街のいろんなところで流れたから、皆様の中に好意的な認識があったからだと思います。
紅蓮華/LiSA
炎のほうはどうですか?鬼滅の映画主題歌になっていますよ!と、より新しく、そして自分にも歌いやすいバラードのほうを薦めてみましたが、茜さんのところの娘さんがどうしても紅蓮華だということでww演ってみました。この歳で真剣に、最近のアニソンに向き合うとは思っていなかったので素敵な思い出です。音作りもかなりタイトに仕上がていて、会場がかなり熱くなっているなぁとアチチッて感じるくらいでした。
そして、
本liveが終わってからはゆったりJAZZとBOSSA NOVAセッションタイムでした。うわ~っとにぎわったあと、このまったりした時間に切り替わってから近くで座りながらお喋りを始めるマダムたちや、1人で聴き入ってくれるお客様が数人おられて、良い時間になったなぁと振り返っています。むしろ、こっちの方がなじみがあるというか、私も色々気負わないでいるから。素直に歌っていました。
その場で曲を決めて、譜面を渡して、弾き始めるというのをメンバーの人とやってみたけれど、さすがにいつものリラックスとはいかず、なかなか折り合い点を見つけるのが難しい瞬間もありましたが、みんなで形になるように音を作り上げました。
これからの課題としては、
もう今年度の予定も入っています。その中でメンバーがお仕事の都合で東京へ転勤。しかし新たな門出をお祝いし、それはそれで、なんとかなるのだろうと私も日々できることをしながら、音楽を通して知り合う皆さまとのご縁に感謝しながら、過ごしていきたいと思っています。
色々ありながら悩み苦しむ私を支えてくれた皆さん、むちゃぶりを音という形にしてくれた皆さん、本当にいつもスイマセン。感謝しています。そして、中止になっても仕方がないところをイベント存続することが出来て良かったです。形を変えても柔軟に対応しながら、音作りという役割を私たちにさせてくれた担当の皆さま、本当にありがとうございました。
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