2025年5月22日 Dandy Trio with Kaori Takagi @ズヤジャ
- Keiori Takagi
- 5月24日
- 読了時間: 6分
前日まで雨予報だったのに雨がすっかり止んで。
木曜のJAZZ LIVEにお越しの皆さま、
本当に有難うございました。

新しいお店の雰囲気が少しでも分かるように、いただいたお写真を貼り付けました。
レンガの感じがいいですね✨
天満には1年に1回、繫昌亭まで落語を観に行くかどうか、それ以外で訪れるのは2年半ぶりだったかも。東大阪や心斎橋止まりになることが多く、
最近は自分のイベントやイベントの手伝いばかり以外で大阪に行くことは少なく、”JAZZ”となると、なおさらで。そんな中、新しくオープンする前もオープンしてからも訪れる機会がなかったお店に呼んでもらえて、
すてきなダンディートリオの皆さまに囲まれて現時点でのタカギカオリをJAZZやラテン、ボサノバの曲に詰め込んでお送りしました。
藤嵜さんも田代さんも、山野さんも、他のボーカルさんやフロントの方とイベントをされているのをよく見てきました。何年も前から知っていて。でもそれはフライヤーなどでのことで(^-^;

実際にご一緒してみると、藤嵜さんは写真で見ることが多かったからダンディーなイメージでいると、実際にはチャーミングな笑顔で、ときにダイナミックなソロを聴かせてくれるんだなぁ。
『Four』で”Lambert, Hendricks & Ross”のメロディを少し引用したら、藤嵜さんのときにも違う曲を引用してくれたのがお茶目だなと。

田代さんは職人かたぎ。あまりTalkative(お話好き、多弁)ではないけれど音では落ち着いた中にも雄弁な。私のまとめた譜面のコード進行の不思議さを話し合ってくれました。
まだまだ私のことをほとんど知らないはずなのに動きたいように、好きなだけやってと、背中を押してくれました。押すだけではなくまた引っ張っていってもくれそうな。ついていこうと思いました。

山野さんの気遣いとサービス精神には何度も助けられました。初めてご一緒しましたが些細なやり取りでも女性が抱きがちな不安や心配を未然に防ごうとしてくれた上に、太陽のようになんでも来いと、どっしり構えてくれて。奥様がまたステキな人でしかも歌が上手い。
(人間関係なんでもそうだけど)JAZZメンは時として女心が分からない、武骨で細かいところまでは伝わらないまま悶々とするorしそうだなと予想される関係性というのがあります。実年齢に関係なく、若い精神の持ち主だと音楽が成り立たない場合があります。

タカギはコミュ力高めかと思われているかもしれませんが音に関しては人見知りが出て(音見知り?)、自分でもムズカシイ奴っちゃなと思いながらなんとかコトを運ばせることもありますが、ダンディートリオの皆さまはダンディーに受け止めてくれました。
実際には色々思っていたかも(^-^;それを口にしないでいてくれる男性として女性の扱い方がお上手な『イケオジの鏡』、そんなDandy Trioの皆さまでした。
奈良からプラチナ食堂の美佳ママ、そしてモトさんが観に来てくれて、いつもお世話になっている歌の先輩、歌の講師をされている先生、よく見ると歌の人が多く聞きに来てくれました。同じパートというくくりでは小さくて、
普段からイベント企画や運営に携わっていたり、お店や公的な集まりでのイベントを何年も回しておられるような、なんというか矢面に立った活動をされている方が来てくれて。驚きと感謝の気持ちで歌うことになりました。


偶然にも2~3年前にプラチナ食堂で開催されたJAZZセッションのために譜面を次から次にまとめて、Fourはキーを下げるのか、下げたこともあるけれど結局原曲キーなのか、あの曲もこの曲もどうか、と試行錯誤を繰り返していたナンバーの数々でした。
ボーカルの先輩には意外とスタンダードが多くて、大体が元々はインストとして作られた曲を歌うことに驚かれました。私はボーカルものよりインストばかり聴いていたので、自然とそうなってしまうのかもしれません。

MCでベテランだと分かる金子先生。この感じは経験を積まないと絶対に出せない。『Just In Time』へ向かう口上も、歌も、お見事でした。

ボーカルの山野博子さん、想いのこもった『The Gift』。ドラムは山田敏央さん。
他にもボーカルさんは居たけれど、今日はゆっくり聴いとくから~と。 そういう日もありますね。
アフターのボーカル談義で、金子先生から「タカギさんの世界がある」と言われました。全く同じことを奈良でもあるボーカルの先生にも言われたことを思い出しました。沢山の生徒さんがいる中でもだいぶ、みんなと違うことをしているんだなと認識しました。
意外なことにライヴでは初、そしてけっこう前に取り上げていたけれど歌う機会を失っていた曲が多かった今回。よく知る人たちに聴いてもらって。




ズヤジャさん。良いお店です。 マスターがPAを見てくれて、そのあとで新しいオーナーが照明や最後のPAを調整してくれて。ライヴが始まってからもお2人とも音のバランスを大変気にしながら見守ってくれました。
オーナーはお忙しいなか1セット丸々、休憩時間も見届けてくれて。素敵な音環境でした。
非常に若い、気さくなオーナーさん。表情はクール、だけどまた来てくださいと熱い言葉を掛けてくれたマスター。LIVEにせよセッションにせよ、また遊びに行こうと誓いました。
そういえば私は初めて歌ったお店も初来店、だったな。その次も。その次はマクドナルドとかだったけど歌うのは初めてだったし...。思い返せば行ったことのない初めてのお店や場所で歌う機会が多かったかもしれません。
Sessionに通ったらSessionだけになりがちで。お店の人も私自身も、他の歌い手さんとのパワーバランスや色々考えるところが多いから避けて来たほうだと言えます。イベントに誘ってもらっても他の方との影響を考えるため、場合によっては断ることもありました。
お店もミュージシャンの皆さまも声を掛けてくれるけれど、ちょっとどうなんだろう…波風立てない方がいいかもなぁとナイーヴな環境だと辞退することもありますが、基本的にはお店やミュージシャンの皆さまに声を掛けて頂いたら勉強だと思って、別用がない限りハイ! とお受けします。 なんかややこしいなぁとパッと見見過ごされそうなことを感じ取って、個人的には自分を守るために心得ておくべき事情があった場合、そういったしがらみが無くなったり、体制がゴロッと変わってからご縁が出来るタイプなのだと分析します。
JAZZは男社会かもしれないがフロントの女性に沢山会うし、同業者として心中を察するならば、あなたは私、私はあなた。されてイヤなことや迷惑は掛けないようにやりたい。いろんな立場の人がどんどん活躍していけるよう、前向きにやっていけるようでありたい。
されるときにはされるけども...されっぱなしで。ええ。人が良すぎるとか、ええんですわ。そもそも論、そういうものを悟らせる時点で私はなだめにかかるだろうから。あなたは私。キレイごとと言われるかもしれませんが、そういう方向でいると心は平和です。
これまでのつたない歩みを見届けてもらったようで保護者参観みたいな気恥ずかしさと、初めての場所にまで出向いて、聴きに来てくれた人がいてくれたことの有難さを嚙み締めた夜でした。
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