top of page
執筆者の写真Keiori Takagi

素敵な時間をありがとうございました。

更新日:2020年1月2日

これは友人であるケンケンに、テラノトリオの皆さんに、Bar Lionさんのママに、そして私の上司に(正確には隣の会社の、偉いさん)、もう一度ありがとうということで書き残している。


私はつまり、核心に迫れていたらいい。特にそれを証明したいなどとは思わないが、この物質社会において作られた定めみたいなものに従って生きているだけだ。そういう観点から、音楽においていろんな方ととっかえひっかえ闇雲にLIVE回数を重ねる気持ちをあまり持たない。しかし『SessionなどでもLiveの経験を積んでおられる方はやっぱり違うなぁと思いますよ。』と言われて、また別で書くけどなんかその考え方のベクトルそのものに異論を唱えていたところに『Liveで歌いませんか?』とお話を頂いた。


11月23日はBar LionさんでJAZZ LIVEだった。自分にとって初めてづくし。初めてのお店、初めてのママ、初めての地域で、初めてのお客さん。よく知ってる方も何人かお越しくださったから少しホッとした。奈良からちと離れアウェイ。でも本当によいお店でママのお人柄かいろんなお客さんがいて活気に溢れていた。しっとり飲みながら耳を傾けてくれたり、常連さん同士語らいながら良質な時間でした。私たちも楽しい雰囲気をみんなで持ち込めたかなぁと、お越しの皆さまのお顔を見ながら喜んでいました。


ほんとね、素敵なお店だなぁと振り返っている。なにか楽しいことを皆でしようってママのプラスの気持ちが来られるお客様に伝わってるんじゃないかな。ママ自身がシンガー、歌めっちゃ上手い。なので歌い手の気持ちも分かってくれてるような安心感。それと、ここ数年私が見てきた状況とは全然違う世界が、お店が、あるんだと希望を持った。音楽への愛の傾け方、みんなに居心地よく過ごしてほしいと思って選んだのかな、夢を見せたい気持ちなのかな…内装やソファー、置かれているガラスでできた綺麗な置物にまで満たされているようだった。


ほんと、Liveっていいながらその実態は単純なる日頃の発表会や貸し切りパーティーで、演奏の人は集客ほとんどしないし来ていても家族か音楽教室の生徒さん。いや、そういった人が来てくれるのは素晴らしい。集客0人でもプライドはあるからチャージバックは気にする…そういう『えっ?』な方の分もフロントが一身に背負うことになる世界。自分たちは演奏だけしにきてるんで。ってそりゃ在り方としては普通にあるけど私はそういう方とはプロアマ問わずやりにくい。下手でもいいからキャラのある方を希望、ファンのいる方をホンモノと呼ぶから。お店は一応SNSや営業時間中に声を掛けても、常連さんは耳も肥えてるしもっといい音楽が聴きたいやろうし、全てのライブの集客には苦心している模様。


一斉に演者さんと店から来て~お願い~て涙マークでメッセージが来て、無理無理ないお金と時間作ってサクラを頼まれて行ったことも何度かあった。でも自分はお金を落とす側で、私が困ったときに何かしてくれたかと言ったらNoだ。助けてくれてありがと~あなたはあなたで頑張ってね~ということ。そういうことであるからして、自分が良いと思ったライブしか行きたくない。ただでさえ物入りな子育て世代に、お付き合いでお金をおとさせようなんて要件でイベントやLIVEに呼ばないでほしいものだが、それが現実…と思っていた。だから、そうじゃない店が神々しいなぁというのが純粋な感想だ。


テラノトリオの皆様はライブに2回観に行ったことがあった。あとメンバーの方がSession Hostしてはるときに遊びに行ったり。とはいえ、ここ数年で誰かVocalとLIVEやっているのを知らなくて、いや、私が知らないだけでやっていたのかもしれないけど💦なんとなくインスト・バンドという印象だった。他にもたくさんVocalはいるだろうに私というところが斬新だ。そして投げ銭とはいえ有料。いろんな人がお越しくださいましたが、びっくりする話自分の本職でもらう日給を軽く上回るミュージックチャージが返ってきた。


投げ銭と書いたバケツ、みんな知ってか知らずかスルーしてるひと多かった印象。テラノトリオの皆さん、たくさん曲弾いてくれてたんやけどそういうのに対価は払わない人っているんだなって不思議にも残念にも思いながら、まあ、皆さんが何も言わないのは考えがあるからかなぁと思いなおした。そもそも初めてのお店でいろいろと言い出しても、なんかね、分かんないこともあるし…っとまあ気を遣ってましたら、うちの上司は帰り際に『(お金)どこたらいい?』ってちゃんと聞いてくれた。しかもタカギ分の飲み代も知らないうちに払ってくれて。←後から知らされる。


冷静に思い返してもあの日手元に入ったチャージバックは、そのほとんどがおそらくうちの、お世話になっている上司が気前よく払ってくれたんじゃないかなぁと思い、休み明けにお礼を兼ねて『一体いくら入れたんですか!?』と問い詰めましたら『僕は対価をお支払いしただけで。』と淡々と答えるカッコ良さ…ほんま、参りました。ちなみにこのライブの二日前も飲みに連れてってくれて、いろんな愚痴、ハマっていることなど話に花が咲きました。それもご馳走してもらって。


自信をつけてほしいと思ったんかな…もうちょっと、いやだいぶ頑張らないとなぁ。これは本当に考えさせられる出来事でした。私が変わったわけではないが、モノの在り方や価値観の押さえどころを変えた日。だから絶対に忘れない日。


閲覧数:4回0件のコメント

最新記事

すべて表示

雨しっかり。体ダル重。

今日の仕事は終了。主人はまだ帰らない。 あのときの気持ちが知りたくて。今との違いや全く変わっていないところを認識しながら、次へ進めよって合図かも。昔に日記代わりに書いていた文章が懐かしく、非常に鮮明にあの頃を思い出される仕組みになっています。...

B.V=Backing Vocal 振り返り。

最後の曲、『So Amazing』。 ルーサー・ヴァンドロスの曲です。 10月20日のリハでスタジオに向かう途中で、この曲だけバッキングコーラスとしてタカギも参加することになりました。 Youtubeに転がっていたライヴバージョンを聴きながらどんな風にカーメンがコーラス入れ...

みゆうちゃんに誘われて。

10月27日はわたしの直近の母校である『佐保短期大学』の学園祭でした。先日、同級生のみゆうちゃんに誘われて。しかしみゆうちゃんは午前中お仕事。会えなかったけれど。 電車&バスで学校に着いてしばらくしたら、主人が天理から合流し2人で遊びに行きました。...

Comments


Commenting has been turned off.
bottom of page