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執筆者の写真Keiori Takagi

Priscilla Ahn - Dream


私はまだ小さくて 

自分だけの小さな世界に

独りぼっちだった

自分だけの小さな家を夢見てた 

木々のあいだで 

ごっこ遊びをした

うちに来たお客さんは 

木の皮と葉っぽでおもてなし

私の緑の可愛いベッドの中で笑った

私には 夢があった

ブランコの一番高いところから 

空を飛びたかった

私には夢があった

暗闇の中を長く歩いて 

公園の裏で育った木々を通り抜けて

私はどうあるべきなのかと 

神様に尋ねた

星たちが私に笑いかけてくれた

神様は静かな空想の中で

お答えになった

私はお祈りをして 

眠りについた

私には夢があった

1番高い木から 

空を飛びたかった

私には夢があった

いまはもう歳を取って

灰色な気分ね

残された言葉も 

わからないの

こんな人生について 

去ることを望んでいる

精一杯生きたし 

よく頑張って生きた

私が生きてきた 

たくさんの物語があった

さあ準備が出来たわ

もう準備は出来ているの

ブランコの1番高いところから

飛ぶからね 

その準備は出来ているわ

今日はカレー屋さんマービンズのJAZZ SESSIONの日。

先々月の集まりでお会いした、

最近参加されている男性ボーカルの方にプレゼントしようと思って

ちゃちゃっと大まかに歌詞を日本語訳していました。


2回しか顔を合わせていない私にも親切にしてくれたお礼に、

頂いたものを頂いただけにするのではなく自分なりに追加してお返し。


先月も違う男性ボーカルの方が私の好きな曲を歌うからと

関係のない私まで頂いてしまったものがあって。

スペイン~ポルトガル語、イタリア語辺りの曲も歌うことに決まったので、

なんとなくの歌詞の発音を大まかにさらって、

カタカナで書いたメモをお渡ししました。

なにも検討がつかないところから作業すると煩雑になるだろうと思ったから。

80%前後の正解率でも、最初からやるよりマシかなと。4小節区切りにして。


ご近所さんやお友だちから頂いた梅やイチジクを、

美味しいジャムなどに加工するのと同じことで。


つい昨日の集まりでお会いしたお2人のマダムたち。

休憩時間にお話をしていたら、

私の知っているマダム2人と共通のお友だちでした。


4~5年前によく顔合わせをして、

いろんな曲を丁寧に丁寧に歌っておられました。

そのうちのお1人が、選曲が素晴らしくて。聴くたびに勉強になりました。


習っている先生のところの発表会で「Four」を歌いたい、しかも、

ボーカリーズしているところも全て歌いたい。でも英語が聴き取り切れない…

と困ってはったので、私の方で作ってプレゼントしました。



今はどこかに歌詞、転がってるんやろうか。

結構作業は難航しました。

今もどこかで歌っているらしいと聞いてホッとしました。


家でリスニングして、「確かに、このまま歌ってるわ。」

と飲み代をおごってくれました。


私自身はアニタ・オデイバージョンの歌詞に決めたので、完全に寄り道です。

でも、なんとか歌えるようになってほしくて。


耳がとてもよくて、私の歌にも鋭いツッコミ入れられたなぁ。

楽しい思い出です。


選曲のセンスで、その人と音楽性が合うか合わないか分かってしまう。


好きなボーカルのタイプで、その人が音楽に求めるものがなんとなく分かる。


誰にでも受け入れられる単純明快な曲と、

言葉を選ぶが、非常に精神活動の高いメロディーと歌詞があったりする。


好きなドラマや映画がほとんどなくなった今、登場人物の心理描写をいちいちペラペラ喋ってしまわないと伝わらず、TwitterなどSNSで「分かんない」=「つまんない」と言われないように制作側も必死らしい。


「難しい」「分からん」「つまらん」、だから、「よく事情を知らない子どもでも分かるように、簡単にしてくれなきゃだめだよ。』って、私はそういうのは退屈なんでイヤだな。


ウニやブルーチーズ、複雑な料理を舌で味わいつくす味覚がちゃんとついているのに、毎日ハンバーグとカレーと唐揚げばっかり食えって言われているようでヤッキーだ。


静かだけど情感豊かな映画を観て心の栄養にしたいのに、おかあさんといっしょとアンパンマンと、戦隊ものなどの子供向けの番組や分かりやすいオチのバラエティー番組しか観れない世の中になったらスケアリ―。


万人に分かるようにというのも時として大事だけれど、それが全てではなく。

深く緻密に織り上げられた、繊細な作品だって立派なアート。


画家や音楽家でも、作者の死後に「この作品はこういうところがすごい」なんて説明がつきながらやっと高値で売れだしたり。理解されないものやショウビジネスにのっかってないものは埋もれてしまいやすい。


でも、続けていれば誰かが見てくれている。死んだ後になったとしても、人の心を動かす作品であるということに変わりはない。


私が歌っている理由や活動についても、無駄なことばっかりでさっぱり分かんないって烙印押されます。でもね、分かる人にだけ分かればいいです。その他大勢より、必要な人に届けば。


歌や態度を酷評されても。それが金にならないからでしょ?って分かるから。「もっとこんな風にしたら金になるからちゃんとやってよ」ってことでしょ。


金でも名誉でもないんですわ。そんなビジネスに巻き込まれたくない。時間の無駄だからスタコラサッサーです。逃げかわしましょう。


少なくともそのお相手の心を激しく揺さぶった、動かしたのだ。英語でMoveといえば「感動した、心を動かされた」などの意味がある。。まさにそれで、賛否両論あれどその点については立派な「アート」だったのだ。


分かんないなら分かんないなりに考え続ける姿勢も大事。そのときはサッパリでも、数年経つと事情が変わってすんなり受け入れられるようになっていることもある。


酷評してきたり思いっきり否定された場合は、相手がそれなりに自分を認めている上で、自分好みにしたくてもできなくて存在を認めないという、複雑なやつでもある。


人の歌を聴いて戦々恐々としたり落ち込んだりするのはあまりないけど、あるとしたら、自分にはまだやれることが沢山あると思い知るいい機会でもある。

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