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執筆者の写真Keiori Takagi

『Novo Tempo』を訳し直して。

更新日:2023年1月27日


昨夜は、雪が降るにも拘わらず、

いつものお店で尾崎薫さんの生演奏カラオケを楽しみました。


イヴァン・リンスの曲を2曲歌いました。

なぜかしら口ずさみながら励まされるんです。


1980年から何年経過しても名曲。


こんな含蓄ある詩の世界観とか音楽は、日本にもブラジルにももう存在しないのかも。多分新しい時代にある歌だから。


ただただ私にとっては懐かしさでしかないです。


説明できないなぁ...やっぱりタカギカオリという魂の一つ前の前世はブラジル人だったのか。Latinやボサノバ、ポルトガル語に反応しやすい…


何回も疑ってかかるエピソードがあります。



私が生まれた頃(1980年頃)にリリースされた曲です。



良い音楽は常に最新のようにフレッシュに聴こえるし、完璧で素晴らしい歌詞。

信じられないほど。


動画のコメント欄を注意深く見ていると、

こっちのLiveバージョンでドラムを叩いているのは『ジャヴァン』だそうです。


『ジャヴァン』も大好きです。それはまた別の機会に。


ブラジル軍事独裁政権時代が終わる少し前。


ネオファシズムの時代から~民主的な正常さが再開されることを願った曲です。



余談だけど、インターネット上の日本のサイトでは言及されていないけれど、


ブラジルの人たちは、


この曲『Novo Tempo』が、マイケルジャクソンの『スリラー』のアルバムに入りかけていたと口々に語ります。


この曲を聴いて驚いたマイケルジャクソンが、録音することを望んだそうで実際録音まで行ったと。ほぼ完了していたらしい。



元々、アルバムのプロデューサーであったクインシー・ジョーンズはイヴァンに、マイケルジャクソンのスリラーアルバムに乗るように頼みました、と。


そして、イヴァンが、マイケルジャクソンのためにこの曲を作ったと。


奇妙な事実:この曲は、マイケルジャクソンがアルバム『スリラー』のために録音することを意図して作られたらしいんですよ。


で、ここで、マイケルが『Novo Tempo』を歌っていると想像してみてくださいよ。あの伝説の声で。想像してみて。


ビックリ。←なんとなく想像できた自分。前代未聞だろうけれど(^-^;

マイケルジャクソンはスリラーでこの美しい曲を録音したかったらしいです。


でも別の歌詞でやりたかった。もしかしたら、誰かほかの人に英語で歌詞をつけさせたかったのか?


アントニオ・カルロス・ジョビンの曲でも、ジャヴァンの曲でも、まあまあ、あることで。そないに違和感はないけれど。


そしてクインシー・ジョーンズが、イヴァン・リンスに1つだけ条件を付けたそうで。


それがつまり、『この曲の著作権を放棄すること。』だったらしい。


イヴァンはその条件を飲み込まず、受け入れなかった。


だから話は幻となったそうな。



私もここまでの人生、『これがしたかったら、これを飲み込め。』みたいな悪魔の、かなりサタニックな契約を持ちかけられることが何度もありました。


何度も何度も。


I Say ”NO”!で、今まで打ち消してきてるんです。


話を無かったことにしてきているというか。スルーしてやるぜって

それで憧れの〇〇が出来なくても、夢見ていた〇〇が出来なくても、全然OK。


てかなんやねん、圧力をかけてくんなよ!!と徹底的に戦うタイプなんで。


それら一連の話を聞いて『イヴァン、万歳!!』。



自分のことのように嬉しく、誇りに思います。



たまに、『タカギさんも大儀のために魔と契約したら?』とけしかけられることがありますが、やはり…出来ないわ。


程度の差によっては出来ないこともないけれど、結局出来る体質ではないのよ。


そういう勢力に加担すると、私の中の信条というか、神みたいなもの、タカギカオリの血みたいなものに刻まれた何かが汚れるのです。



政府にマークされると、自由に歌うことが許されなかった暗い時代だったそうです。



起承転結とかなく。ずっと行進が続いていくみたいな曲調。


これから訪れる新しい時代について、ずっと前を向いて歌ってやるぜって。


意気込みが感じられます。




ずーーっと昔から今だって、恵まれない人々を虐待する知識人とやらの、


最も邪悪なものが生き残る時代。



なぜかしら2023年現在でも共通のマインドを持っていて。


こんなコロナの時代でも励まされる、名曲はブレないのだ。


調べれば日本人だってブラジル人だってアイデンティティの危機にあり、道徳的危機にあり。


国からの教育やメディアを使った情報操作、洗脳。いや、もう私たちが思い描くような国の姿なんて、どこにもないのかもしれない。



嘘と腐敗で全て失われたことがコロナ騒ぎで多くの人々にも知れ渡るようになりました。



なんて予言的な歌。2020年辺りに作られたような。センセーショナルですらある。


もっといろんな人に、この時代に聴いてほしいです。


COVID-19の時代に戦い続けるためのインスピレーションを求めて。




一生懸命訳してみました。


どうしても言葉足らずなところを意訳になりましたが(^-^; 




タカギ・カオリよりイヴァン・リンスへ。


愛を込めて。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


『新しい時代に』      


新しい時代に 罰せられるにも拘わらず

私たちは成長していく

私たちは気配りが行き届いて もっと今を生きている

互いを助けるために 互いを助けるために 互いを助けるために


新しい時代に 強力な力 怖い夜

危険なことにも拘わらず 私たちは戦いの中にいる

生き残るために 生き残るために 生き残るために


私たちの希望が 復讐以上のものであるように

常に受け継がれる道が 残されているから


新しい時代に すべての不正の すべての倦怠感から

罰せられるにも拘わらず 私たちは戦いの中にいる

私たちを助けるために 私たちを助けるために 私たちを助けるために


新しい時代に 危険にも拘わらず

すべての罪 すべての欺瞞 私たちはマークされている

生き残るために 生き残るために 生き残るために


私たちの希望が 復讐以上のものであるように

常に受け継がれる道が 残されているから


新しい時代に 罰にもかかわらず

私たちはその現場にいるよ  手錠を壊して 表通りにいる

互いを助けるために 互いを助けるために 互いを助けるために


新しい時代に 危険にも拘わらず 広場で歌いながら会うよ

むかっ腹を立ててさ

生き残るために 生き残るために 生き残るために   


新しい時代に


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


完全なパンデミックでも、

この歌は私たち人類が前進するために、

私たちの心を強化するために役立って。


最終的には私たちは勝つんですよ。


拘わらず(かかわらず)っていうのは、”関わらず”でも”係わらず”でもないんです。


手前のことを打ち消している。


だから、あえて強い気持ちで。漢字にしました。


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