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執筆者の写真Keiori Takagi

『エブエブ』と『Blue Giant』を鑑賞

更新日:2023年3月28日

『Blue Giant』

中盤に至る前あたりから、このままやと漫画『ベルセルク』のグリフィスみたいや。輝いている人は、その見えている光の倍以上に闇を持っているわけで。闇深さを知らなければ、光の本当美しさを知ることもないやろうて。。


その光の分、夢を叶えるためにいろんな人が巻き込まれる。この子はどうやってそれをかぶるんやろ。感情移入を通り越したところでブルーになって。主人公がストレートすぎてお腹痛いというか見ていて辛いときも。私もあまり深く考えていないというか、いられないときがある。


どうしても周りの人を巻き込んでしまうことについてひたすら「ゴメンナサイ😿」と「ありがとう。」の連続で。なんか、申し訳ない!スイマセン!ばっかり言って反応していると、少し前に江口道場というところでギターの江口さんが、


「そこはもう、『はい!メチャクチャ楽しみです💖』って言ってもいいんじゃない?」ってニコニコと笑顔で、明るいアドバイスをくれました。いいなぁ爽やかで。でも爽やかな大人ってそんなにいなくて。


現実はさておき、RPGの「FF10」のシドみたいに、「さあどうする?」と“覚悟を決めな”、“痛い目みるで”って展開が待っていそうでヒヤヒヤしてきて。そしたらなんと、彼自身じゃなくて周りが被弾するパターン💦


3人の中で一番スゴイのはドラムの子ではないかと、主人と話していました。『ドラゴンボール』でいうところの“クリリン”みたいって言ったら、地球人最強ですからね…と返ってきて。物語の中盤からあまり出てくることがなくなるんだろうなぁ。


いるかいないか分からない神様によって生まれるときからハイスペックのPCを持たされている人、正しく努力出来て積み上げていける能力や、環境だって揃っている人は確かにいて。歳のせいか、そういうのには興味がなくなってきました。


歌だってなんだって、持って生まれた声やなんやに恵まれた人に大しては、へーそうなんだ!で、どうなっていくんだろう?とそれなりの期待を込めて見守る一方、


不器用なところがありながら、努力やアイデア、根性や仲間を想う気持ちで粘り強く、振り返ると驚異的な結果を出す人は人間らしく映ります。


上手になっていく人をさりげなく応援したくなるものだし、応援してくれているのは分かるけれど、思ってくれているような結果を全然出せていない自分に情けなく思う気持ちも分かります。


主人公は主人公なりに様々な試練はありながら、野球の試合やオリンピックみたいに、これからも音楽における神々しい活躍の場が用意されているんだろうなぁ。


そんなことを予感させるステキさを散りばめた即興性の高い音楽。『Blue Giant』の世界を余すところなく表現していました。



『エブエブ』

そないに先のこととか高尚なことを考えながら生きるていないんだけど、“身近な人とどうやって過ごしていくか”ならばパズルのピースを埋めやすい主人公なのかも。。親近感。


展開が早くて、せっかく積み上げたことをあっさり手放すとか。たいして積み上げた感覚を持たないものだから0からスタートがデフォルト。


今までを振り返って、100万回生きるかはさておき、“現在進行形の私”だけでも大きな転機がありました。回数が多め、振り幅が大きいかもしれません。


全部のユニバース(宇宙)上にはその役割を“やり続けているままの自分”が存在する…と妄想することもアリ。共感します。


『母としては〇〇だけど、個人としては〇〇。娘としては〇〇だけど、友人としては〇〇。あの仕事では〇〇。』って役割によって自分の心や頭が板チョコみたい割れた…


と表現することがあるけれど、それも役割ゴトのユニバース(宇宙)が広がっているのかもしれません。


あっちの宇宙に行ってはあの特技を習得して、こっちの宇宙で運用して。また困ったことになったら違う宇宙の私を訪ねてみて重要なヒントをもらって。


多様性のあることを受け止めるには、色々行き来できる考え方が必要かも。


電車のホームや奈良駅付近で、どこにでも居そうな中年のオバハンやと思ってた人が、外国人に道を尋ねられてまあまあな英語を喋り出すだけでも周りはちょっと引く💦


近所のスーパーをだっさい服装で歩いてそうなオバハンが急にGeorgy Porgy歌い出すのも結構なインパクトでしょう。


最近の日本人は漫画やアニメなので異世界ものをよく目にするし、受け入れられやすい映画かな~と思いつつ、いや、ステレオタイプな人が多い、四角張った人が多いから。


観終わった人の感想やレビューを少し読んでみたけれど、ぶっ飛んでると思う人と、分かりみしかない人と、両極端な気が(^-^;


『なんにせよ、どっちでも大したことなんてなくて。結局なんでもええわい。』って境地も、15~30の頃によく感じていました。


ところが子どもを産んでからは打って変わって、その心の中の空洞みたいなものがイヤでも埋まっていく。あとは、私もエブリンと同じ選択をしました。

若い頃、全て無駄なんちゃうかなってなんでもスッカラカンに捉えていたのは、本当はそうじゃないのに自分に嘘をついていたからでした。


正確には特に強い気持ちもなく、嘘をつかされることに慣れていたというか。自分自身は欺けないのに。自分をもすっかりダマしたつもりでも。


でも、結局は本心ではない目的とかゴールを立ててしまうと、もう思っただけで、口にしてしまったら尚更、その瞬間からウソでもなんでもその方向へ流される力が働いて。


望んでいない縁とか、言葉、モノ、感情に囲まれて暮らすことになってしまい悪循環に。


あとになってフワフワ~とそんなんじゃないんです~って否定しても、いるかいないか分からない神様仏様だって、ご先祖様だって、正しく力になりようもなくて。


自分の上司は自分なんやから、自分の会社の社長は自分自身やと思って、色々決めていかないと。決め方は、シングルマザーのうちに得意になっていきました。


最近流行りのスピリチュアル界の傾向(宇宙とのつながり系、マルチバースとか)を『要はこういうことで♪』って映像化して、


かなりFunnyな方向の解釈で映画マトリックスシリーズを撮り直したような。


日本の異世界ものとか、『エヴァ』くさい感じとか。アニメ映画『パプリカ』を実写で観ていくような。あんまり書きすぎるとネタバレになるからやめておこう(^^;

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