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執筆者の写真Keiori Takagi

やらないことが、美になるとき。

夕飯は昨日のクリームシチュー余りと近所のASHさんでGETした半生パンを焼いて…で、何にしようかしら…スーパー行こう、帰りの電車内で決意。

遠い記憶なんですが、私は大家族に生まれ、炊事場の仕事をしていたような気がします。音楽が好きで、特に歌いながら家庭のこまごました事をこなしていたのでは。

兄弟姉妹や他の家族よりやや遅く結婚し、女の子の母親になり、自分の寿命以上には長く生きられないので、その分を娘や他の家族に精一杯生きてもらおうとしたはずなんです。なんとなく。

今までにPCやIT系、通訳翻訳、営業、接客、総務事務、福祉、色々やって。デスクワーク、対人援助、クレーマー対応、偏頭痛、ブラックな会社。眠気や退屈でなにかと食べて飲んで。

40過ぎて、やっぱりたくさん料理がしたいなと、遠い記憶がぶり返しました。パソコンの前に座り続けると頭痛が激しくなり、接客など対人援助職はいろんな感情にまみれて気持ちがグシャグシャする…結果的に頭痛などでグッタリ。


若い頃みたいにただ見た目よく、美味しく作られたご馳走には興味が沸かなくなりました。だって際限がなさすぎて。お金をかけたらそれなりのものは食べられる。でも、あえて色々制限のあるなかで美味しい献立に知性を感じます。

去年度まで通っていた学校の授業で測ってもらった体組織計では、骨だけで3.5kg以上。筋肉レベルは5段階のうち4と高め判定。甘いもの以外にも好き嫌いなく摂るべきものも摂ってきたので、骨粗鬆症にはなりにくそうです。

もっていかれてしまうのは鉄やMg、ビタミン。不足することなく補うためiharbで1日分のミネラルやビタミンを揃え、メガビタミン生活を送っています。なにか変わったことをと、少し苦手意識のあったカイロプラクティックに週1で通ってみて…偏頭痛の起こる頻度がグッと減りました。


なんでも自然なのがいいな。マスク時代になってからメイクもあまりしなくなり。音楽ではNature Boy、Afro Blue、Wayne ShorterのBlack Nile等々…すっと自然に世界観に入れて違和感なし。無理せず馴染みます。


歌や音楽は好きだけど、LIVEしたくてたまらないとはならず。あくまで日常に溶け込む形でやっているのがいい。もっと自然に、いろんな人に関わっていけるような集まりがあれば。そちらの方が優先。


たとえ、そうではない活動こそ全てと言われても、そこに目的が持てないのだから「こうあるべき」「なぜしないの?」って考えは危険だなと思う。やっている活動が異なるという本質をごっちゃにする思考は厄介だ。


そう言ってくる、内心思っている人ってなぜ、勝ち負けをそこへ求めていない人を望まない土俵に引きずり込み、無理やり勝敗をつけさせようとするんだろう。個人レベルまで落とし込めば、そういう概念全て誰かの『劣等感』からくる序列でしかない。


勝手に『あなたより私の方が、上』とマウントを取りにくる場合もあるし、『あの人よりこの人の方が、〇〇のお店で歌っているからスゴい』みたいに位置づけるとしても、それが、歌以外の本業や日頃の付き合いからのお客さんであったり。


自分のLIVEの中で新しく始めたてのボーカルさんを数人呼んで、連れてくる家族や応援にきた友人をうまいこと集客に見込んで…あるいは招待して足を運んでもらったり。


客としてのLIVEやSession参加率、LIVEの動員、お店への貢献が大事で。音楽的なことではなくなっている。お金さえあればLIVEもCD作成もすぐ可能である。


友人知人に声を掛けてのリサイタルはホームパーティ―に近い。それもたまにはいい。たまにはいいけれど求める形ではなく。


あと、自分より年上の男性に向けて歌ったりは、目的における全体の一部でしかなく本質からズレるから。私の場合はやらない方がベターである。

なにがしたいのか、向いているのか、落ち着くのか。年代ごとに違うことにチャレンジして。やりたくないことはキッパリと、やらなくて。


生まれるもっともっと前の古い記憶を手がかりに、現状、自分によりフィットした生活らしきものの近くに身を寄せれているのかなぁと思えます。

体の不調にちゃんと気づいて、もう若くはないんだから出来ないこと、苦手なことは無理せず、生きていけたらなぁと思う日々です。


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