ギターと声、その間にあるもの。― GUITAR NIGHT in NARA 9.18
9月18日は、奈良 Vanda melilieにて 「GUITAR NIGHT in NARA」でした。
関東からギタリスト・土屋秀樹さんをお迎えしての一夜。 2回目のイベントです。 ……こちらも振り返りを書くまでに時間が必要でした。 終わってすぐ興奮冷めやらぬまま文字にしていく良さもあるけど、それだとアレもコレもと頭の中に浮かぶままどうやって言い表そう?となって。 「とりいそぎ皆さま、ありがとうございました!」のように表現がぼやけることもあり。うまく時間が取れなかったのでしばらく寝かせました。←いつも、大体そう。 終演後はお越しくださったお客様からお写真や動画を頂いて、それらを写っている人たちにお届けして。 シルバーウィーク直前の金曜日。お仕事お忙しかっただろうに観に来てくださった方、本当にありがとうございました! お客様にはミュージシャンが多いので、LIVEの後半ではせっかくだからなにか土屋さんとご一緒できるようにと、1ステージめ終了後にすぐ皆さまにいろいろお伺いしながら段取りしていきました。 これが当日、その時になってみないと分からないスリリングさ。話の流れによって実現可能なことをすぐ形にしていきます。 どういう具合に組み立っていくかは「ほぼ即興」なのですが、素晴らしいものになればいいな✨と毎度、頭をひねります😌そこまで込みで、この土屋さんの、「Guitar Night」なのです。 終わった翌日はかなり出し切ってヘロヘロ。
集中力とか体力などがもう、脱力ww
お礼などのやり取りをしていると翌々日、また次の日...とゆったり時間が経過していって、
そして自分自身も振り返りながら、段々と次のイベント日に向けてスタジオでリハがあったりするので思考が移動していく(^-^;
自分が関わらせてもらったイベントのことなので、大事なことは何年たっても覚えています。ただ、振り返りのタイミングを自分にムチ打たないようにしています(^-^;頭の中が整理されるのに、時間がかかるんです。
土屋さんとご一緒するのは、5月半ば以来。
数字だけ見ると「久しぶり」なのですが、Facebookで普段の活動を見ているせいでしょうか、会ってみると、あまり久しぶりという感じがしない(笑)
隣の隣の県に住む親戚より、「あ、この前あんなこと書いていたなぁ」など近況が分かったりする...実際には何ヶ月も会っていないのに、SNSって不思議。
この日はタカギ行きつけの「トート美容室」で、遠藤さんに髪をセットしてもらってから奈良へ✨
お店での待ち合わせ時間よりかなり早めに三条通りに着いて、少し芝生がある区画に鹿さんたちがいたので土屋さんもう奈良に着いてるかな?と写真を送ってみました。
土屋さんも奈良に到着して、遅めのランチを食べようと入ったお店では、何やら楽器を持った人たちがやってきて、ライブの準備を始めたそうで。
聞いてみれば、私も知っている奈良のミュージシャン(笑)。
奈良、狭っ。
しかも土屋さんもギターケースを持っているし、ちょっと気まずかっただろうなぁ。 お久しぶりにゆったり話が出来た、この日のライブ。
まずは土屋さんのインストから。
そして前半は、ギターとボーカル。
二人だけで演奏しました。
ギターと声だけ。 その場で会話をしながら、一曲を作っていく。 ギターがどんな音を出してくるかによって、こちらも歌い方を変える。
私が少し何かを仕掛ければ、また違うものが返ってくる。
土屋さんのギターは、
これから始まる物語それぞれに不思議な空気をまとわせて。 伴奏という領域とは少し離れた、ある種の景色を運んでくれます。 時折り、日本以外の匂いも運んでくれます。
隠れるところがないシンプルな、手作業の時間でした。
前日までのやり取りでは、今回はご一緒しないかもなぁと思っていた作品を追加したり。始まってからのそのときの流れで、より相応しい曲に差し替えたりもして。
ライヴといえば、仕込んでいた通りにキメていく…というのもいいけれど、 個人的には、ほんまに「ライヴ感のある時間」を大事にしているところがあります。 いつも音を合わせるたびに、 土屋さんはタカギの感覚に任せてくれるし、 タカギは土屋さんを信じてもいるし、 お互いに預けられるところが多いなぁと。 まだ数えるほどしかお会いしていないのに、 音の世界ではそういうことが起こり得る。
初めて音を合わせたときからなにかしら、感じ入るものがある。 その瞬間を、私はとてもありがたく思っています。 聴いてくださった方の中には、すごい均衡…と驚かれたりもしましたが(笑) 決められたものを二人で再現するというより、
歌もギターもその場で作り上げていく。 個人的に、 AIには再現しようがない予測不可能さ、 録音されたカラオケ音源にはない、 音楽の中での「余白」や「自由」というのを大事にしていて。
「自由」にはいくつか種類があるし、それ相応の「責任」も伴います。 「余白」も。実際の会話でのコミュニケーションでも沈黙が怖いという方もおられますね。 沈黙になるのを恐れた側がずーーっと喋り続けたり。 ボーカルさんによっては「自由」や「余白」がありすぎると「怖い」と感じる方もいるかもしれません。 英語を母国語としない私たちが、 日本で「Vocal Jazz」を歌うということ。
そこには、発音や歌詞の理解、スタイルの習得だけではない、もっといろんな問いがあると思っています。
既にある作品を、どれだけ正確に再現できるか。
それも大切だけれど、私はそこから先の、自分自身がその瞬間に何を感じ、どう音楽に参加していくかというところに興味があります。
だからこそ、音楽の中にある「自由」や「余白」を大切にしたい。
もちろん、自由には責任も伴います。
何でも好き勝手にやればいい、という話ではありません。
相手を聴いているからこそ、自由になれる。
そういう音楽を、できるだけそのままLIVEでお届けしたいのです。 人間のやることだから、 その日のコンディションによって諸々変わってくるんですが(^-^; それも込み込みで「LIVE」。 これは特定の演者さんと合わせているときに起こるのですが、1曲が終わってから、「あ、そうだ私、ヴァンダメリリーにいてるわ」というモードに切り替わるまでが、いつも、とても、長いんです。 私はそろそろ...と。ちょっと遅れて、あえてゆったり喋り始めます...なんだかマッサージ師さんのようだ。
こういう体感を持つことも、たまには文字にしておこう...。
そして後半は、雰囲気を変えて。
お越しくださったミュージシャンの皆さんにも入っていただき、シットイン&セッションタイム。
ここから一気に、賑やかになりました。
自分が主催するイベントでも、
「今日はタカギを観てください!」
だけで終わるより、 その日その場所に集まった人によって何かが変わっていく夜が結構好きです。
もちろん、ライブとして聴いていただく時間はきちんと作る。
でも、その先で、
「せっかくこんな人たちが今日ここにいるんだから、一緒に音を出したら面白いやん」
となる。
土屋さんの関西ツアーを見ていると大阪や京都ではベースにドラムが入ってお届け✨というのも沢山ありましたが、 奈良は、次回があるとしても・・・現状維持かもしれません。 最近、大阪や奈良より少し遠いところで活躍しておられる方をお迎えしてライブをしたり、ときには海外からのミュージシャンがこちらの素晴らしいミュージシャンとの音合わせを希望されているときに、
「あの人とこの人、一緒になったら面白そう」
と思った人をつないだり、
ライブだったものが後半はシットインやセッションになって、そこでまた別の人同士が知り合ったり。
そんなことを活動の初期からしばらくやっているなぁ、とも振り返ります。
自分が歌うこと。
誰かと一緒に音を作ること。
人と人が出会う場所での役割。
私の場合は全部が別々のことではないのでしょう。
ライブが終わったあと、
お越しくださった皆さんから写真をいただいたり、 感想をいただいたり。 とても励みになります。
ここ3~4年のことだけでも、 一緒に演奏してきた身近な人の成長を感じたり。
1回1回の本番だけを切り取れば 「一夜のライブ」なのですが、
しばらくやり続けていると、 前にあったものと、その後に起きていることが、少しずつ繋がって見えてきます。
土屋秀樹さん。
遠いところ奈良までお越しいただき、ありがとうございました。
そして、Vanda melilieのマサ子ママ、植村さん。
後半、一緒に音を出してくださった皆さま。
何より、聴きに来てくださった皆さま。
本当にありがとうございました。
また、どこかで。
次に会ったときには、お互い少し違うところまで進んでいて、
そこからまた新しい音が出てくるんだろうなぁ。
さて。
次に土屋さんが関西に来られるのは1月だそうで。 3回目の『土屋秀樹GUITAR NIGHT in NARA』は、 1月15日の金曜日、 場所はもちろんヴァンダメリリーで開催予定です!
またお会いする日が楽しみです😊



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