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執筆者の写真Keiori Takagi

演者さんを着ぐるみで振り返りました。

更新日:2023年5月29日

去年は時期的にお礼の文章で振り返ることをしていなくて。今年はまぁあってもいいかなぁとでも、こうやって人物別に文章で振り返るときは着ぐるみで語るんです。別に名前を出しても良かったのに。なんか楽しくてウフフ。


写真のお餅、美味しそうです。



ユル~い着ぐるみをまとっていても、演ることはちゃんとやっていて。むしろ、子どもたちと向き合うときほど真剣に対応している大人を見ると、ホッとします。


忙しさで、ワイアレスのシールドをペアリングする時間もなく、どの穴に差していいやらと困っていたところ、グーフィーさんが全てサクッと教えてくれました。スタジオでも機器のつなぎ方をすぐ解決してくれて。見たことのない機器に必要なものを繋ぐのが億劫に思うときがあります。


私は、グーフィーさんがいろんなことに対応している姿を気づけば目で追いかけて観察するクセがあり、このイベントに係る調整で1月度の月間あたり、いつもより多く分析する時間が取れたことが嬉しかったです。


こんな寒い時期に外でギターを弾くお仕事を引き受けなくても、室内の良い音環境で演奏活動していけるだろうに。でも、小さなお子さんを持つパパでもあるから。近所の子供たちや幅広い年齢層の人を楽しませるために力をお貸しいただいたことを、とても嬉しく思っています。



ティガー姉さんとは、お互いの娘が小さい頃に奈良市の未就学児に向けて英語の手遊び歌や絵本の内容を歌ってお届けしていたんですが、私と二人きりでデュオっている頃から考えると、他のパートの人と役割分担をするのが上手になってきました。


まだ練習の初期にはピアノ1本でどんなことも表現してしまうところもすごい。お仕事が忙しい中、本番3日前に渡した譜面を翌日にはほぼ完ぺきに弾き込んでくれました。ほとんど認識の無かった曲のはずが、元ネタの空気感、景色までも運んできてくれます。


娘さんそっくり。小さいときはお母さんと違うところもあるなぁと思っていたけれど、大きくなるたびにティガーさんが大きくなるところをただ再現しているのでは…とも思えて。だとすると、娘さんも音楽的に大事な役割を担うんだろうな…。



スパイダーマンさんは、淡々と自分の仕事をこなしていくところが頼もしかったです。まだご縁が繋がって間もないですが、ムチャぶりに違いないことにも対応してくれて、すぐ形にしてくれました。


音合わせ代わりに、なにか歌謡曲をと話しているときに、『井上陽水とか?』と言ってみると『氷の世界?』と返ってきたので面白かったです。そしてたまたま、私が生演奏カラオケなどに持っていく譜面を入れるカバンに、偶然にも氷の世界の譜面が入っていました。


同じように、山下達郎さんの『蒼氓』も。2曲とも持ち歩いていたけれどまだ他では取り組んだことはなく。不思議なことでした。スパイダーマンさんは大阪でいろんなバンドから引っ張りだこの人気者なのに、大阪から年末にも年始にも音合わせに参加してくれました。



ボムボムプリンさんはもう、ボムでもないしポムポムでもないし、全く新しいキャラに変身して。ドラムを叩きながら動画撮影にも気を配ってくれたのですが、、私の姿がギリギリ見切れる絶妙なポジションw悔しがっていたけれど私としてはそこはどうでも良くて。


顔出ししなくても声でバッチリ高城ってるから恥ずかし恥ずかし(/ω\)男声的に、女性的に、丁寧に、ラフに、英語で、日本語で、ティーン向け、キッズ向けお兄さんお姉さん…歌い方を変えても私のとすぐ分かる声💦何かしらの証明書みたいでイヤんなっちゃいます。


どの曲もクセ強くて。幅の広いドラム具合を発注してすいませんでした。でも私と出会ってしまったからもうこんな暮らしばかりだと思います。半ば諦めてください。お仕事の状況などでキャパを超える場合は他の人に頼みますので、今後ともよろしくお願いいたします。



レインボーユニコーンさんは、去年に引き続きJazzを歌いに来てくれました。いつもセッションなどでご一緒しますが、いろんな経歴がある中でもJazz Liveをしている姿を個人的に観たことがなかったので今年も楽しみにしていました。


私も、1~2年目はJazzか、近所のFunk Sessionで歌うようなものを歌って、3~4年目でやっとJ-POPや子供向けの楽曲もと移り変わり。歌謡曲やヤング向けのに多めに取り組むために、Jazzやボサなどを別の人に頼まなければという流れにあったのです。


POPSのコーラスでもツヤのあるアルトヴォイスを、軽く滑りそうな高音に重ねてくれて厚みが出ました。畑違いすぎて残響とか群青とかスンマセン…と踏み込めなかったのですが、残響の最後の方を一緒に歌ってくれたので嬉しかったです。踊りも、ほんとキレがあって。マルチな人だ…。


ユニコーンさんの旦那さまも、朝一番からPAの設営などを手伝ってくれて、どの現場でもそうであるように非常にムードメイカーで本当に面白おかしく、楽しい時間を過ごすことが出来ました。片づけもお手伝いしていただいて、来年はぜひ踊りや演奏で参加してもらえたらと思います。


ひとちゃんも、今年も来てくれて。また来年があれば着ぐるみを着てSAXを演奏しに来てくれたらと思います。若い人にどんどん、業界に入ってきてほしいなぁ。



ヤドランは大阪からギターを弾きに来てくれました。まだ若いのにしっかりと自分を持っていて、すごい若者やなぁ。外でLiveをする経験をしてもらって、これからの演奏活動の学びに繋がればなぁと思いました。


ちなみにヤドランの着ぐるみは今年新しく入荷しました。年齢が上がると知らない人も多いだろうし、着てくれる人が居て良かった。


これが僕の音なんですよ、僕なんですよ、とちゃんと伝わってきました。周りの人と力を合わせて、大学最後の冬に音楽を届けに来てくれて、本当にありがとうございました。


恐竜さんは、去年に引き続きユニコーンさんのカルテットでステキなベースソロを聴かせてくれました。去年の本番では2バンド分のジャズベースを兼務してくれて、さらに前日に2曲追加するムチャぶりをして慌てさせてしまいました💦


今年はもう、音のバランスを見てもらって、出番までゆるっと餅とか食べてもらって。でも逆に、私もそういうところがあるのでなんとなく思うに、恐竜さんはトラブルがあればあるほどそれすらも楽しんでしまえるようなところのある人だろうから、、出番をもう少し作ればよかった。


ピアノの断線が無ければ、餅を食べていない人に集まってもらってJAZZ Standardを1~2曲、セッション的に、観たことの無いメンバーで演奏してもらえたかもしれず。今年は実現しなかったけれど、また来年があれば✨観てみたいところです。



ボムボムプリンさんはJAZZ部門も兼務でしたね。POPSのときの緊張感とは全く違う感じだけれど、よく音を聴いて対応してはりました。次回にはどちらかを別の方に頼んで映像に残すほうも大事な作業だ...でもあれもこれもと、本当にお疲れさまでした。



私は誰も着なさそうなやつを着ていたんですけど、毎年やっていると知らない家族連れのお父さんやお母さん、お子さまが気さくに声を掛けてくれて。園長先生たちにも『えーっ、トトロですよね?よく似合っている! 』と言われて嬉しかったです。



ここからは個人的に体感していることだけれど、


日本はお年寄りばかりに目が行きすぎて子どもたちにお金をかけない。小学校の行事だって、国から予算が付かない分を自治会や頼りになる地域の人を巻き込むかたちで運営されています。


子を持つと実感するけれど、週末にどこに連れて行ったらいいやら。ステイホームもいい加減にしておかないと。刺激が足りないと思います。ここ数年は自分たちが若い頃より子供向けのイベントがかなり少ないです。


音楽はNHK教育テレビやYoutubeで楽しむだけで。動画やゲームの世界にいるあいだは子守にもなるし、静かにしているから便利といえば便利だけど。よほど音楽が好きで意識が高くないと、生演奏で聴く機会もそんなにはなさそうです。


演劇、ミュージカル、落語とか、古典芸能も。ブラウン管や、仮想世界のようなネットワーク上からダウンロード再生されるのではなく、生で、今目の前で起こっている事として芸術に触れる機会とか。学校行事以外で観る機会も昔より減ったのでは。


そしたら今の時代、地域のボランティアの人に任されます。私は自分の時間を使って、毎回ちょっとずつ改善しながら実現する範囲で、身近に起こっている状況をより良くするために力を使えればなぁと思うだけです。


来年のことは分からないけれど、せっかく積み上げてきたのだから他の現場でも運用出来ないか、なにかいいアイデアはないかしら…同様ににぎやかすことが出来ないかと考えてみる日々です。

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