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執筆者の写真Keiori Takagi

優先事項をハッキリさせる必要性の話。

5月26日の『I ❤ 王寺ミュージックストリート』。


途中、インストの曲でマイクを置いて自バンドのサウンドを聴こうとプラプラ歩いていたら私より少し年上のお兄さんが席を立って去ろうとしたところで。



「ねえちょっと、アンタさ、」


「アナタほんとに歌上手いんだから、


ガ~ッと聴いている人をもっと惹きつけなきゃダメだよ!」


「恐れちゃダメ。もっと出していいんだよ!自分自身をぶつけて!ねっ?」


「あの曲、50年ぶりに聴いたんだからさ...」


と言いながら去ろうとするから、


「ハイ!頑張ります😿」とその背中にぶつけました。



音出しの時からもうすこし声出してもOKよ?と言われていたけれど、気持ちが1番加減しにくくて。メンタルで声を出しているのでそこがリミッターを設けるともう、なかなか難しくなります。



あの曲、Feel Likeやろうなぁ、歌が上手いのくだりはこの場合一般的な社交辞令だからどうでもいいとして、『小音量で』と言われているため、出したくても出してはいけない、もどかしさ。


音そのものよりも、響きよりも、あまり主張しない音の集合体でのScatとか。JAZZ系から来てるのでそういうのも特に準備しなくてもやります。が、肝心かなめの『響き』がほしいなら、それも通用しないだろうし。



6~7年前あるFUNK系集まりで、「タカギさんが皆を煽るからダメなんだ。演奏陣のボリュームが上がってしまう」「煽らないように」と言われて。人を惹きつけないように歌うって、どうしたらいいのかわからなくて。



それでなくても、ちょうど音量のことで問題になっていると聞いていたので、そのお店や集まりに通うのを控えました。そしたら無事解決でしょうし。



そんなことを走馬灯のように思い出しながら、いかん、これ。と気持ちを持ち直し、最後の曲だけ少しガヤガヤするいつも通りにしましょうと、コードブルーの皆さまにも伝えて、そのようにしました。



お兄さん、貴重な生の声、素晴らしいレッスンをありがとうございました。小音量を心がける中での精一杯の気持ちの通し方で、可能な限りいつも通りに戻してみると、横のエスカレーターを降りたついでに立ち見していってくれる人が増えました。



狙って小音量にしなくても、基本的に小音量なチームもあるだろうし。普段は声がデカいのにワザとボリュームを出さないで、声を通さないで楽しんでほしいときもあるだろし。



しかし、聴いている人に「アンタはもっと出せるだろ?」となぜか期待されて、「なぜやらない?」=「なぜ本気を出さないんだ!」と言われると、聴いている方にも辛い気持ちにさせてしまったか、一緒に辛抱させてしまったかと、考えさせられました。


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