top of page
執筆者の写真Keiori Takagi

音楽とわたし。


新しく会う人にまあまあ同じ事聞かれたりする。

数年後これ読んだら懐かしく思うのかもしれないけど、現時点で思っていること、permanentにブレそうにないことをメインに、つらつら並べてみます。

(まだまだ追記中…)

・『もう何年も、活動されてるんですか。』は相変わらずよく聞かれる。

苦節〇十年やってるって聞いたら安心なんかな。ここ数年ですよ、が正解。

・ジャンルはそれぞれに解釈を。高城香織なだけ。

かつてはJazzが入口としてあったが、あっけなくやりたかったことが実現、と同時により大きな課題を思い知り対応しているところ。

・Sessionや音で遊んでいる時に、事前に歌う曲を決めていくつもりはあまりないんです。

その時その場に居合わせた人と、やりたいことをすること。その音合わせの先に、最もリクエストの多かったものがレパートリーとなっていくシステム。

・失敗しにいきます。失敗してナンボ。だからいつも巻き込んですいません。

・特にこだわらないので、アレンジや雰囲気は毎回変えてもいいんですよ。

原曲をこねくり回して良さを活かせないアレンジならば、やらないほうがBetter。特にLiveやYoutubeなどで、原曲のgrooveを平坦になでつけるようなものは苦手。

・餃子のタレやお好み焼きのソースが『なくてもいいや』って思うのならそのままでいい。

あとフランス料理の、特にテリーヌが苦手。素材の味が分からないから。時としてあれやこれやと手を加えるより、塩だけで十分。素材に自信がないの?と勘ぐってしまう。

・Any Key’s OK.です。音域が広い声の活かしどころ。歌い回しも変えてしまうでしょう。

声は一番移調が簡単な楽器。柔軟に対応することでVocalの技量を試されるし、すごいなぁと尊敬するVocalさんは耳や音感、リズムに対してセンス抜群。素のままというと言葉としては聞こえはいいけど、制約の多い声からは色気や魅力を感じることも難しくなる。

・譜面を持ち歩いていない曲もわりと歌えます。潜在的レパートリーが多いです。

子供の頃から一度聴いたメロディをすぐ覚えて忘れにくいため、歌謡曲も知ってる曲が多いです。歌詞はまあまあ。まずメロディの特徴がすぐ入ってきます。

・歌ってほしい曲があれば音源を聴かせてください。歌詞さえあればわりとすぐ歌えます。

全く存じ上げない曲をリクエストされて、その場でYoutubeで1回聴きながら携帯で歌詞出してすぐ歌うことも。日本語と英語であればすぐ対応可。

・Playしながら歌える方へ。音を出しながらコーラスやハモリで入っていいんですよ。

音作りに深みがでるのであれば、ハモリや笛、打楽器、なんでもあり。ただ難しい問題も横たわっているのは私も感じています。聴き手からすると無いほうがいいな…ちょっと悪目立ちするなぁというチャチャ入れはカラオケやスナックでも起こりがち。お店のママが注意したり。

・自分の音楽に客観性が持てる人であれば何も問題ないです。

Vocalと日頃からコミュニケーションがとれていればなお良い。

・Liveは時間的にも気持ちにも余裕が出来てから。

音楽以外にも大事なことがあります。

・声がでかいので、音量を気にするお店ではマイクを使わなくても大丈夫。

日頃からマイクやPAのEffectに頼れないときは自分でコンデンスしているから、調整します。

・でもPlayerが本気なら私にも伝わるし、ぬるめに歌うとかはむずかしい。

できないことではないけれど盛り上げないように歌うって、なんか申し訳なく思う。音楽に。

・周りがVocalの声が聴こえなくなる爆音でも別に構わないです。

リズム感や進行、爆音に負けない声の張り方など、Vocalとして淡々とやることは山積み。ただ、たまたま来られていた聴き専のお客さんに『声が全然聴こえないからもっとでかい声出して。』と何度か言われて感慨深かった。普通に考えたらそうなりますよね…でもこれはどうにもできないんですと事情を伝えたりします。

・反対にバッキングの音を控えめに抑えてくださいとお客さんに強くお願いされたことも。

これもよく分かるが皆好きに演奏するのでいいと思います。もちろん、普段の様子を見させていただいて、高城の声と化学反応が起こっているか、何も起こらないのかの判断材料にはしています。

・自分にとって、学びが少ない集まりには行きません。

快楽を求めに行っているわけではないからです。

・辛気臭いの、一番苦手です。いい音楽とは、静かにも激しくも人を揺さぶるものです。

たまにあるけど、お葬式みたいな空気になるのは×。ノリノリの曲をやったあとにもかかわらず、なんかどう気持ちを処理したらいいのか分からなくなるような。世界観に圧倒されたともいえるけれども、壮大なロンリープレイを観てしまったようなとき。そうですね、わが身を振り返って気をつけます(^^;

・譜面はどないかして準備し、持っていきます。(平均5部ずつ)

たまに人にプレゼントして補充するのを忘れている時もあったり…。

・Jazz Sessionを騙った『うたごえ』。自分の行動にも気をつけています。

『〇〇の、あの曲歌って~』とリクエストされるのはいいが、それを呼び水に他の方も譜面なし歌謡曲タイムに突入する『きっかけ』として使われる。辟易。

・比較的同じ年代の方が集まるところが好き。年齢差があっても意識の高い存在感はいい。

洋楽やJazz、Funkなどで歌で言えば歌唱や演奏の難易度があがったりトリッキーなもの、音楽をやるものの端くれとして、その曲に関わった経験が明日につながるものであれば勉強になる。

・昔の日本を懐かしむ郷愁とか?は、ないです。新しい感性で演るからこそ楽しいと思う派。

往年の名曲の中に、現在に生きる私たちと共通で流れる確かなマインドがあるなら、未来に繋がる形でやる意味がある。

・間違ってはいけないのが、必ず今の自分の感性を投影すること。

昔はこんなだったねって過去を懐かしむだけだとお葬式みたいになる。

・明日のことは分からないけど、私はまだ死ぬ気はない。

今を生きている。過去のあめ玉を舐め回すような遊びの時間は、あまり持ち合わせていない。

・下手かろうがなにかろうが、情熱を持った人が好きです。

音楽には、ある意味戦いの側面があると。音の神様へ、挑むという姿勢を問われます。

・音楽以外でのコミュニケーションも楽しく成立する人と音楽がしたいです。

自分が見えていない人と関わると周りが傷つく。自分が見えていない=周りへの配慮ができない。

・無邪気な反面デリカシーがない音は、聴いていたらすぐ分かる。

一体何を考えてはるんやろ?じゃなくて何も考えてない。当然疑問も持たない。正確には考える回路自体を持ち合わせていない。←私も気をつけています。自問自答が出来ているうちは大丈夫?かな?(^^;

・Sessionなどでホストや店の人より口うるさい人がいたら、逃げたくなります。

音で分かると思うんですよ、自分で自分を責めるから。分からなさそうな人がいたらさりげなく音で知らせてあげたらいい。本人が分かっていることをあえて声高に言う人とか、ゲンナリ。

・あんまりこれからの人を操作しないでほしい。

見てて恥ずかしい。まだ始めたての人の出来ていないところを挙げつらっていくのは百歩譲って有難いことなのかもしれないが、全体的を見回してみると口うるさく言ってる方の人の思い描く通りに動くよう操作されてるだけやんってことに気づいたとき。←これマジで切ない。

・話の伏線とか、今までの経緯を踏まえずにジャッジされると萎えます。

・譜面の作り方、GET方法などのVocalさんの悩みには出来るだけ答えたいです。

もし困っていることがあったらなんでも聞いてくださいね。声の調子をみたり、そんなこともしています。

・何回もお見かけするのに譜面がいまだあれ??なVocalさんには複雑な思いがあります。

Vocalさんの人と成り、音楽に対する姿勢も全て、譜面に表れるものだなぁ。私作りたての譜面が、間違いだらけのときありますね。おっちょこちょいでごめんなさい。

・ハーモニカ、サックス等々を演奏中は、その音色から”歌ごころ”を感じ取っています。

↓例えばSonny Rollinsが歌ものに参加するのは非常に稀だったと聞きます。


だって、並みのボーカル以上に歌ごころのあるサックスの音色に負けそうになるし・・・。その歌ごころを磨きに来られているのならテーマは吹きたいですよ、奏でるべきなんです。なので、私が歌える曲で譜面を持っていても、テーマを歌う?と聞かれても辞退します。『テーマより、アドリブから入りたいです。』と言われない限り、例外はありません。

・理論や正しさとかはどうでもよくて『いい音楽』についてを中心に毎日科学しています。

・私にだけダメ出しする人が苦手です。公平さがない人の意見は右から左へと流します。

・若い人への嫉妬からか、これからの演者さんを潰しにかかる人がそこかしこにいます。

どれだけ重鎮であっても、ええ加減にしとき!と言いたくなりますが、しばらく堪えます。お酒も入っていますしね。結局、『聴きたくなかったら聴かなくていいですよ』と、笑顔で言ったこともあります。聴きたくなかったらほんと、聴かなくていいんです。操作しないで~。

・どんなに周りが絶賛しても、オワコンはオワコンです。

放っておいてもじきそうなるから。こういう勘は昔からよく当たります。100%信じてます。

・どんなに音を重ねても化学反応が起きなければ先がないです。

また、どんなに正確な演奏でも誰とも心が通わなければただの自動演奏です。

・ロンリープレイ=オワコンです。そうならないように気を付けています。

・逆にどんなにTerribleな演奏でも私と心が繋がっていれば色々揺さぶられるものです。

なんにしても、情熱に動かされて生きていくことが基本です。特に氷点下の熱情主義的な人に影響されます。

・曲が進行中でも周りと全体を見渡せるだけの余裕とCoolさは、大事だと思っています。

・練習しようと思ってるうちに気持ちよくなっちゃうのはダメです。修行が足りない。

・ボイトレの先生に習ったことはないですが、歌い方をレクチャーすることはあります。

日本は先生が多すぎると思います。中には本当に先生なの?と疑いたくなる人も。

・身近な先生に師事するより、偉大なアーティストの音源から倣う耳とセンスを。

私の場合、”習う”より、”倣う”というほうが適切なような。

・何がしたいかなんて、誰に説明しても分かってもらえるわけないので言いません。

壮大な神々の遊びに参戦するとか、そういうノリの話になるので多分もう同じ気持ちでいる人にしか私のやっていることは見えないと思う。

・音楽がオワコンになって、ほぼ同時にライブの司会やらブッキングを始めました。

段々テレビやラジオから流れてくる音楽がつまらないものになってしまい、もう長年音楽に飢えていたんです。今はする側にまわったけど、昔からこんなだったわけではないんです。誰もやってくれる人がいなくなったから、しかたなく自分でもやってみる…という概念が根底にあります。

・喋りに歌に、で終わりなはずはなく、私には明確なビジョンがあります。簡単ではない。

それをやって誰が得をするのっていうのもあまりないかも。でもやろうとする方向へ頭を乗っ取られています。

・それは安易な発表会を繰り返すようなものではない、とだけしか今は言えません。

・この思いが伝わる人、共感してくれる人がもっといるはず。

会いに行かなくては。必ず。その日を楽しみに、無いはずの時間を作って精進していくのです。

いつか本当にやりたかったことはこれやったんやなぁって、この形じゃないとあかんかったんやって。わがままですいません。そう、私はわがままなんです。想いを貫くと最初から決めていますから。


閲覧数:7回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page