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執筆者の写真Keiori Takagi

3/11(土)バラエティーライブ💖

マクドナルドLIVEと類似点が多いことだし、せっかくなので昔みたいにLiveレポート書いてみようと思います。


このLiveレポート、8年前まで、4年間とちょっと、月1回毎回したためたのですが、司会するよりも書いて書いてー!ってよくせっつかれたものです。1番がLive振り返りレポート、2番めが各種調整、3番めが司会MC業務やったんちゃうかな。


司会まではまあまあ誰でもなんとか出来ても、多ジャンルにわたる当日のLiveの感想をある程度的確にアウトプットするためにはもちろん、それなり感性が必要になるし、そこはなかなか代わりがいなかったかも。


弾き語りの人がカバー曲を演奏したときに元が誰の曲かすぐ分かっていた方がいいし、Jazz Standardを演奏されるなら名前が聞き取りにくくて後で演者さんに教えてもらいに行かなくても、自分が知ってりゃすぐ感想かけるわけで。


小さいときからそれなりの膨大な音楽を聴いていたし、常日頃から個々に感想を持って、持論を展開しておかないと『良かった。』以外の感想ってなかなか出てこないものだから。引き出しの中身は多い方が人生楽しいです。


脳内で感じたことを、感じたままに文章にするのも大事なアート(表現方法)です。こういうのが頭を渦巻いていてやっと、お喋りも充実していくような。ではまたまた長くなりますが、やってみます。



『高城香織“ジャズ”カルテット』。ワザと強調して。マクドLiveの調整で、昔ジャズの人にイベントにお越しいただくときに『バンド名は?フライヤーに載せますので教えてくださいね!』とその都度その都度、何回も何回も、絶対に聞いてと指示されて、メールのやり取りをしていました。


ジャズ系の人はバンド名を用意していないこともあり、今ではその理由も分かるのですが「適当に付けてくれていいですよ!」と投げられることもありました。かといって“名前+人数(トリオ、カルテット)”が続くと、お客様から「この人たちはどんな音楽するの?」と質問を受けることもしばしば💦


普段から馴染みのない人からすれば、そういうもので。“ジャズ”と付けてしまう分かりやすさでいきました。選曲も、分かりやすいものを混ぜながら~と事前に話し合っていました。


他のことならばどれだけでも出てくる言葉が自分のことはなかなか出なくて。主語を変えるならば、


私の妹、娘、幼馴染の菊ちゃん、そして菊ちゃんとこの娘、うちの主人も応援にかけつけてくれました。妹たちは大阪から。ミナーラのRound1やら金魚のところで遊んで。観光もしていたみたいです。帰りに娘からゆる~いキャラのぬいぐるみを貰いました。Round1のUFOキャッチャーで取ったようです。40㎝以上はあってそこそこデカいけど顔がなんか、劇画タッチ💦


それと、1月からお世話になっているGoody Jazz Orchestraのバンマスが観に来てくれました。ヒョェ~…1番手前に座って。時折目を見て歌いながら、でした。Goodyで次の集まりのために練習しといてねって言われてた曲を選曲に追加して。ビッグバンドでもコンボでも、私の脳みそは1つしかないので歌って馴染ませる課題曲があれば、そのまま次のLiveで歌ってしまおうと。そうすれば一石二鳥です。


当日は暖かくなり。店内の窓を開けていました。Liveがスタートするとまたどんどん暑くなるような…私としてはドレスの上にもう1枚羽織るつもりがそのまま歌って丁度でした。本当はもう1枚羽織ろうとしていたんですが、泉まり子さんとうちの主人のOKが出て着ないままでいきました。


奥の受付のテーブルには立派なカメラと録音機器が2~3台。別のテーブルにも1台。その辺りだけ切り取ると推しのアイドルを追っかけている中年のオジサンがヨドバシやアマゾンで買い集めたニューギアを使って撮影でもしてみようかなといった感じです。残念ながら1番手は私…私たちなんですよ…。うちの主人も蔭地さんも、この日のために新しい機器を買ったそうです。なんだか宝物を扱うみたいに保存しようとしてもらえて、本当に感謝しています。


歌モノを2曲演奏したあとのインストでは、いつもより汗をかきながら演奏しているような、Tシャツ1枚になってピアノを弾く蔭地さんを見るのはレアなことでした。優しくもStrict(決められたことを厳格に守る)にも、真面目にもマイペースにも、落ち着いて、本当にとても落ち着いた響きで。どの瞬間も蔭地さんでした。他にもいろいろ歌いながら色々思うことがありました。あとで別の記事に書きたいと思います。


武良さんはインストのLiveやマービンズのSessionでご一緒しますが、なぜかしらいつお見かけしたときより1音1音に対する響きに込めてある“気合い”というか“気迫”を感じました。他のLiveでゲスト的にご一緒したときやSessionで歌っているときより動きも、気配も、音も、ちょっとずつ何かが違って。リハの時とも、やっていることは同じでもアウトプットの度合いに幅がありました。


その場その場でピアノの音をよく聞いて、臨機応変に周りと会話しながら隙間に音を入れていく感じが流石だなぁと思いました。ピアノ+ウッドベース+ドラムスでインスト曲を演奏しているときに表情も見ることが出来ましたが、本番にならないと、特に“自分の色濃く関係するバンドとして”音作りに参加してみないと、聞き専としてただ鑑賞しているだけでは分からないことがあるなぁと、終わってから振り返っていました。


MC中には、このカルテットでマイクを持っていた私の次に絶妙な切り口のナビゲーターをしていただき、自分が喋るだけではたどり着けない掛け合いをさせてもらいました。職人かたぎというか、全体的に白黒ハッキリしています。喋っているときにもインタープレイ重視で、「この話、オチどこへ行くんかなぁ。」と道なりにお話を紡ぎながら、ご一緒するのが楽しかったです。


仲谷さんは今までの経験から「こうしたらいいんじゃないかな?」というアドバイスが的確で。これをする、これはしない、とある程度整理されたため集中力を保ったまま、みんなで演奏を続けることが出来ました。仲谷バージョンの仕上がりになる曲で好きなものがいくつかあるんですが、『Satin Doll』は1~2位を争うほどランキング上位です。同率は『Caravan』。独特なうねりが、他の誰とも全く違っています。


落語が好きでもあるので、MC中には上手いこと『粗忽もの』側のことを言ってみたり、私のキャラが出ているとしているところに武良さんと一緒にツッコミを入れてくれたり、店主としてLive全体の進行を見ながらさりげなく調整をしてくれている部分もあり、さすが人生の先輩は違うなぁとお喋りしながら思いました。その返し、次使わせて頂きますムフフというセリフがまた聞けました。


マスターとしては、ドラムを叩く前にドリンクとカレーを準備して、また休憩時間になったらドリンクとカレーを用意して、PAを調整してCDで依頼のあった曲を流して。本当にお疲れさまでした。2/17日のディナーショーでたまには楽をしてもらいたく、ドラムを叩く以外の諸々を1階の『菜彩是好日』さんにお願いしたのですが、お飲み物だけでも1階でお願いできたらなぁと思ったけどそういうわけにはいかないのかな、どうだろう。


各々が下まで注文しに行って、音楽を聴くエリアと飲食物をやりとりする場所が分かれているから、また持って上がる…。そういうシステムのスタジオ兼ライヴハウスもまあまあ有るから違和感なく受け入れられて。足を怪我されている方だけ私の方で買ってきてあげたり。次の演者さんへ舞台転換する間の休憩時間に、ついでにお手洗いも済ませて、飲み物もゲットして2階に戻る…みたいな。


飲食をほぼ1階にお任せした先月と、マービンズだけで完結させた今回。1カ月違いで比較することが出来て。こういう経験は本当に有難く、また他のお店で類似の事が起こったときに想定しやすくなるので、また勉強になりました。


むんむさんは、8年前にマクドナルドミュージックフェスタでお会いした時のまま。久しぶりにお会いしても元気がみなぎっていました✨ご当地ソングやTBSドラマに楽曲提供された『僕のそばに』などをたっぷり聴かせてくれました。そういえばマクドLiveって、シンガーソングライターさんは30分×2組、でしたね。1時間弱は、贅沢な時間でした。


TBS日曜劇場、松本潤主演のドラマ『99.9~刑事専門弁護士』で、(←下書きを他のアプリで書いたときの設定が残る💦)弾き語りの女の子が登場したところでは、実はその女の子が歌っているわけではなく、むんむさんが「私はその子のトラ...というか…」と話していたところが面白かったです。役の上での弾き語りの子は歌わず、むんむさんがむんむさんの楽曲を歌っていたという裏話を知ることができました。スゴイ。


このドラマの監督木村ひさしさんは仕事に厳しく怖いかたなのかなぁといろんな媒体などで印象を持っていて。実際にはそうではなく、いろんな人に気配りのできる素晴らしい人なんだと聞いて。ネットなどでは情報が飛び交うけれどアテにならないのだなぁと思いました。落語のまくら、みたいに。こういった話が聞けるのもLIVEの良いところです。


帰りにCDを買って帰ったけれど、『いけず』という曲に、ちょっと、いや、かなり琴線が触れました。ブルージィーな曲、アダルトな歌い回しや歌詞の世界観で表現された曲も加わって、むんむさんの新たな魅力となっていきそうな予感がします。それが、『いけず』の入ったミニアルバムのCDカバーがムラサキ色に黒猫ちゃんで。ムラサキと黒猫といえば個人的に、なんだか、親近感でいっぱいです。

「Jazzやボサノバ風にカバーして、歌ってもいいですか?」って聞いたら、快くOKをいただきました。むんむさんも私も、どちらかといえばプラスの気で充満しているような、色々あってもつとめて明るいキャラなのだけど、この『いけず』って、パワーワードです。どう考えても、タイトルからしてマイナスからのスタート。そのギャップが観ていて心地よかったのかもしれません。


このタイトルで曲作って~とむんむさんにオーダーしたナレーションの畑中ふうさん…だったか。(M-1のナレーターで検索した。)あえてネガティヴなキーワードから、むんむさんの新しい魅力を引き出したかったのかなぁ。だとしたら成功しているなぁ…。PCを立ち上げてタイピングしながら、音源を聴いています。またご一緒出来る機会があればなぁ✨楽しみにしています。


三重県からお越しのヤージさんは、肩の力の抜けた歌唱を1フレーズ聴いただけで、地元の方に愛されるアーティストさんであることがすぐ分かりました。メッセージ性の高い歌詞の世界観も、変えられること、変えられないこと、色々あるけれど深いものがありました。もうお孫さんが沢山いることもあり、世界のことわりについて表も裏も知りながら、ご家族や周りの仲間とあがきながら生きてきたんだなぁと。そんな風に思いました。


帰ってからYoutubeで主人と、ヤージさんとヤージさんの所属するバンド『サンレンプス』の動画を観ながら夕ご飯を食べました。https://youtu.be/zcGIGALlhiQ

娘が大きくなるにつれてテレビをほとんど観なくなったから。ご飯の時間に家族とお互いの聴きたい音楽の動画を観たり、流したりしながら過ごす時間が1番好きです。しかも先ほどまでイベントでご一緒していた方がバンドでにぎやかにしているのを観るなんて、最高です。


泉まり子さんがピアノで入ると、ヤージさんのギターに教会音楽のような『ゴスペルフィーリング』がプラスされて、圧倒させる音空間となりました。昔所属していたゴスペルグループみたいなことを独自で立ち上げるとしたら、まり子さんにピアノを頼んだら間違いないだろうなぁと。もう、バッチリ想像できました。どうやってお二人は出会われたのか。まり子さんが三重県にいるときに、どこかのLiveで意気投合したのかな?


今回のように奈良にお越しくださることになり、そのことがきっかけで新しい声と曲を知ることになり、せっかくのことだからとマービンズの月1のセッションに集まる人でカルテットを組んで。土曜日のマービンズは早めからスタートできるから、もう1人だれか…とダメ元でむんむさんにお声掛けして。そしたらお昼までのイベントが終わり次第岸和田から駆けつけてくれて。バラエティーに富んだ組み合わせの、素敵なイベントとなりました。


アンコールの『マリア』では、ベースの武良さん、ドラムの仲谷マスターも参加してフルバンドとなり、私もむんむさんもお客さんと一緒にコーラスに参加しました。Liveが終わってからもワイワイと、お客さまと演者とみんなで話が止まらない。仲谷マスターにキーマカレーと飲み物×2セット注文して✨おいしく頂きました。


むんむさんのお客様で王寺のFMハイホーで番組のパーソナリティーを務めるお兄さんと名刺交換して、私も今後の王寺界隈の音楽イベントについて可能性を模索しているところだったのでいろんな情報交換が出来ました。いろんなものを持たされて、受け取って。今日だって消化するのにまだ時間が掛かっているほどです。ここから始まりそうなことがまた沢山。忘れがたいなぁ、2023年の小春日和でした。


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